首相の任命責任を追及―野党 政権運営への影響を懸念―与党

 野党は13日、過去の税金滞納を認めた神田憲次財務副大臣の辞任に関し「当然だ。遅すぎる」(泉健太立憲民主党代表)と一斉に批判した。岸田文雄首相の任命責任を追及する構えだ。与党からは政権運営への悪影響を懸念する声が上がった。

 神田氏は、代表取締役を務める会社が固定資産税滞納により差し押さえを4回受けたと認めている。泉氏は記者団に「常習と言って間違いない。議員も辞職すべきだ」と力説した。

 日本維新の会の馬場伸幸代表は、1カ月足らずで政務三役の辞任が続き「岸田政権の体力が失われている」と指摘した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は神田氏について「言語道断だ」と強調した。

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