現地時間11月11日から12日にかけて、プレミアリーグ第12節の10試合が行われた。
注目のチェルシー vs マンチェスター・シティは激しい点の取り合いとなった。25分にアーリン・ハーランドのPKでマンチェスター・シティが先制したものの、チェルシーは29分にCKからチアゴ・シウヴァのヘディングシュート、37分にはラヒーム・スターリングのゴールで逆転に成功。しかし前半アディショナルタイムにはマヌエル・アカンジがヘディングシュートを決めてマンチェスター・シティが同点に追いつき、2－2で前半を折り返す。後半開始早々、ハーランドがこの日2点目を決めてマンチェスター・シティが勝ち越しに成功したものの、67分にニコラス・ジャクソンが味方のシュートのこぼれ球を押し込み再び同点に。86分、ロドリのミドルシュートでマンチェスター・シティが勝ち越し、そのまま終わるかと思われたが、試合終了間際にコール・パーマーがPKを決めて同点とし、4－4の引き分けに終わった。
遠藤航がアンカーの位置で先発出場したリヴァプールはホームでブレントフォードと対戦。序盤から何度も惜しいチャンスを作ると、39分にはダルウィン・ヌニェスのラストパスからモハメド・サラーが先制点を奪う。後半に入り62分、左からの折り返しをサラーが頭で流し込みリードを広げると、74分にはディオゴ・ジョタがミドルシュートを決めて勝負あり。リヴァプールが3－0で快勝した。遠藤はフル出場を果たしている。
三笘薫がベンチスタートとなったブライトンはホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦。開始6分にシモン・アディングラがシュートを決めて幸先良く先制し、その後も優勢に試合を勧めたが、69分にはマフムート・ダフートが一発退場となり、74分にはOGで同点に追いつかれて1－1のままタイムアップ。これでリーグ戦6試合未勝利となった。三笘は後半開始から出場したものの、ゴールには絡めなかった。
前節、チェルシーに大敗したトッテナムはアウェーでウルブスと対戦。クリスティアン・ロメロとデスティニー・ウドジェが退場処分による出場停止、ミッキー・ファン・デ・フェンとジェームズ・マディソンが負傷離脱と多くの主力を欠く中での試合だったが、開始3分にブレナン・ジョンソンのゴールで先制に成功する。その後は守勢に回りながらも耐えていたが、後半アディショナルタイムにパブロ・サラビアとマリオ・レミナにゴールを許し、逆転負けで2連敗となった。
バーンリーをホームに迎えたアーセナルは、前半終了間際にレアンドロ・トロサールがゴールポストに激突しながらのヘディングシュートを決めて先制。54分に同点とされたものの、すぐにCKからウィリアム・サリバがヘディングシュートを決めて勝ち越すと、74分には同じくCKからオレクサンドル・ジンチェンコがこぼれ球を蹴り込んで追加点。終盤にファビオ・ヴィエイラがラフプレーで退場処分を受けたものの、そのまま逃げ切りに成功した。冨安健洋は右サイドバックで先発フル出場した。
ルートン・タウンと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは、クリスティアン・エリクセンとラスムス・ホイルンドが負傷交代するという苦境を味わいながら、59分にCKの流れからヴィクトル・リンデレフがゴールを奪い、これが決勝点となってリーグ戦連勝を飾った。
クリスタルパレス vs エヴァートンは序盤から点の取り合いとなり、2－2で迎えた86分にイドリッサ・ゲイエが決勝ゴールを奪いエヴァートンが勝利。ケガ人が続出しているニューカッスルはボーンマスとのアウェーゲームに挑み、後半にボーンマスのドミニク・ソランケに2点を奪われ0－2で敗戦。ミゲル・アルミロンが筋肉系のケガで途中交代となり、試合後にはキーラン・トリッピアーがファンと口論を演じる場面もあった。
アストンヴィラは3－1でフラムに勝利。ウェストハム vs ノッティンガム・フォレストは2－2で迎えた88分、トマシュ・ソウチェクが決勝ゴールを奪いウェストハムが勝利を収めている。
◉プレミアリーグ 第12節 結果
ウルブス 2－1 トッテナム（ハイライト動画）
アーセナル 3－1 バーンリー（ハイライト動画）
クリスタルパレス 2－3 エヴァートン（ハイライト動画）
マンチェスター・ユナイテッド 1－0 ルートン・タウン（ハイライト動画）
ボーンマス 2－0 ニューカッスル（ハイライト動画）
アストンヴィラ 3－1フラム（ハイライト動画）
ブライトン 1－1 シェフィールド・ユナイテッド（ハイライト動画）
リヴァプール 3－0 ブレントフォード（ハイライト動画）
ウェストハム 3－2 ノッティンガム・フォレスト（ハイライト動画）
チェルシー 4－4 マンチェスター・シティ（ハイライト動画）
