犬が『居心地が悪い』と感じる飼い主の行動5選 やりがちなことに「無意識だったかも…」「改めたい」

生活環境について

1.人間の感覚で室温の設定をする

日本の暑い夏や寒い冬、エアコンによる室温調整は必須ですよね。ですが、人間が快適と感じる温度とわんこが快適と感じる温度には、差があるということを意識していますか?

個体差やその後の健康状態、ライフステージにもよりますが、一般的にわんこが快適と感じるのは23〜26度前後と言われています。

暑いからと言って設定気温を下げてガンガンに冷房をかけたり、寒いからと言って暖房を効かせすぎると、わんこにとっては居心地の悪い空間になってしまいますから注意が必要です。

2.大音量で音楽を聴く

音楽を聴くことやゲームに没頭するのが趣味という人はもちろん、何となく無音の空間が嫌で常にテレビをつけているか、音楽をかけていないと落ち着かないという人もいますよね。

それ自体は悪いことではないのですが、あまりに大音量で音楽を聴いたりゲームをするのは、わんこにとっては迷惑行為。音楽の種類にもよりますが、パンクロックや爆発音のようなサウンドを伴うものは、苦手と感じるわんこが多いということを忘れないでおきましょう。

3.衛生状態が悪い

わんこに限らず、生き物のお世話の基本は住環境を衛生的に保つこと。当然ですが使用したペットシーツは片付け、トイレやベッドも定期的に洗濯してあげましょう。

衛生環境が悪いと気持ちが悪いのはもちろんですが、ノミやダニの温床にもなってわんこの健康状態も悪化させてしまいます。居心地が悪いだけでは済まない問題に発展しかねません。

関わり方について

1.距離感が合っていない

わんこが人間に求める距離感は、その子の性格や犬種の特性にもよります。人懐こく甘えん坊な愛玩犬は飼い主さんと常にベタベタしたがりますが、自立心の高い日本犬などは適度な距離感を保つことを好みます。

飼い主さんとわんこの距離感の需要と供給が合っていないと、わんこにとっては居心地の悪さを感じる原因となってしまいます。自分の愛犬がどちらを望んでいるのかしっかり把握し、望んでいる距離感で接することが大切です。

2.気分によって態度が違う

生きていると嬉しくて気分が弾むときもあれば、むしゃくしゃするときもありますよね。ですが自分の気分や機嫌によって、愛犬への態度を変えるのは絶対にNG。

愛犬が同じことをしたときに、気分が良いときには笑って誉め、気分が悪いときには叱責するというようなことがあると、わんこは「この前は喜んでくれたのにどうして?」と混乱してしまいます。

いつ怒るかわからない人と一緒に過ごすのは、居心地が悪いに決まっていますよね。一貫しない態度は、善悪を教えるしつけの面で良くないのはもちろんのこと、愛犬との信頼関係の構築にも支障をきたす恐れがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?無意識な行動で愛犬の居心地を悪くしてしまっていることはないでしょうか。もし今回ご紹介した内容に心当たりがあったら、すぐに行動を改善することをおすすめします。

せっかく縁あって一緒に暮らすことになった愛犬です。愛犬も飼い主さんもお互いに気楽に楽しく、居心地の良い暮らしを送りたいですよね。

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