奈良・大神神社の巨大杉玉新しく 200キロ、「酒まつり」前に

新しい大杉玉に木札を付ける巫女=13日午前、奈良県桜井市の大神神社

 酒造りの神様として知られる奈良県桜井市の大神神社で13日、拝殿前の大杉玉(直径約1.5メートル、重さ約200キロ)がかけ替えられた。例年、全国の杜氏や酒造関係者が新酒醸造の安全を祈願する「酒まつり」前日に行われている。

 杉玉は、球状に編んだ竹籠に神木の杉の葉を放射状に差し込み、ハサミで丸く刈り込んで作られる。当初は青々としているが、時間の経過により茶色に変わる。13日は職員らがワイヤや滑車で慎重につり上げて固定した後、巫女が「志るしの杉玉」「三輪明神」と書かれた木札を付けた。

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