風花の中、色づくモミジ 那須塩原・回顧園地周辺 20日ごろ見頃ピークに

色づき始めた回顧園地周辺のモミジ=13日午前11時55分、那須塩原市関谷

 朝晩の冷え込みが厳しくなる中、栃木県那須塩原市関谷の回顧(みかえり)園地周辺のモミジが色づき始め、緑から赤色へのグラデーションを描いている。

 国道400号の旧道「大正浪漫もみじ街道」が走る同園地。付近には景勝地や明治から昭和期にかけて塩原を訪れた文豪の文学碑があり、散策できる。

 13日は時折風花が舞う中、観光客が車から降り、陽光に透けた葉にカメラを向ける姿が見られた。塩原温泉観光協会によると、色づきは3割程度。20日前後に見頃を迎え月末まで楽しめる。

 埼玉県坂戸市千代田4丁目、介護職員町田美智子(まちだみちこ)さん(72)は「変化する過程の葉の色が美しく、癒やされる」と見入っていた。

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