旧ジャニーズ性加害問題もかつては“都市伝説”だった 不思議ジャーナリストが語る「現実化するオカルト」

かつて異次元の世界と思われていたものが現実となっていることがある。「オカルト」や「都市伝説」といった世界の中にもそうした例がある。ジャーナリストの深月ユリア氏が「不思議ジャーナリスト」と称する識者に話を聞いた。

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「オカルト」好きの日本人だが、かつては「オカルト」「都市伝説」と言われてきた噂の中には後世になって現実味を帯びつつあるものがある。米国ではUFOに関する公聴会が開催され、「魂」「前世」の存在について研究をする研究者も増えている。昨今のオカルト業界は「科学」により近づいているのか。オカルト・スピリチュアルに詳しい「不思議ジャーナリスト」広瀬学氏にインタビューした。

-昔と現在と比べて、科学的に解明されたオカルトはありますか?

「波動ですね。 波動とは気功師が使う『気』と同じものだと思います。『見えないエネルギー』で物質を透過できます 波動には測定できるもの(リアル波動)と測定できないもの(イマジナリー波動)とがあります。数学の虚数を想像上のイマジナリーナンバーと言いますが、数式に使われ『解』が導かれているのと同様に、イマジナリー波動はそのものは測定できませんが、イマジナリー波動が影響与えたものの実測数値が変わります 」

-具体的にはどういうことですか。

「食品系の会社で波動技術を使っている会社があるのですが、波動を送ったコーヒーと波動を送っていないコーヒーを比べると、味覚センサーの測定値が変わります。とある大手企業は音の質を良くするためにイヤホンに波動技術を取り入れています。波動技術を使った医療器具を使うことで体内のミトコンドリアが増加した、という研究もあります」

-ご自身は不思議な体験をされたことありますか。

「私は波動の測定もをしているので、よく不思議な体験をしますね。 あるクリスタルグッズを手に持ったら、手のひらで風を感じた経験あります。 面白かったのは、『波動入りマドラー』でお酒くるくる回すと酔わないんですよ(笑)。また、『予知能力がある』という知人は実際にロト7で58連勝しています 」

-いま話題のオカルト、都市伝説は何か。

「ジャニーズ性加害問題は昔、『都市伝説』と言われていましたよ。それが事実だとわかり、今まで 都市伝説と言われてきた問題が、本当に現実だったというケースが増えています。米国ではUFO公聴会が開催されました。推測ですが、いよいよ地球外生命体の存在について公開しなければならない時が近づいているかもしれません。ケネディ大統領の暗殺の真相は『地球外生命体の存在を公式に宣言しようとしていたから』ではないかという噂もあります。『電磁波が身体に悪い』という話は日本ではオカルト扱いされますが、フランスでは一定の基準値以上の電磁波を出すiPhoneは販売禁止になりました。すべての都市伝説が、真実とは限りませんが、ウソと本当を見抜いていく必要があります」

今後も現在「オカルト」「都市伝説」といわれていることの一部が後世に科学的に説明できるようになるかもしれないが、情報が無限に作り出せるインターネット社会に於いてフェイクニュースも横行している。どんな情報も鵜呑みにせず、出典などを調べて真偽を自分自身で調査する姿勢がますます重要視されていくことだろう。

(ジャーナリスト・深月ユリア)

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