SKE48・荒井優希 引退の赤井沙希に捧げる白星「学んだことを生かして長く頑張る」 DDT参戦で決意

DDTプロレス「Ultimate Party 2023」が12日、両国国技館で行われ、SKE48の荒井優希が出場。東京女子プロレス提供試合として宮本もか、鈴木志乃と組み、鈴芽&遠藤有栖&上原わかなとの6人タッグ戦に臨んだ。荒井が10分10秒、新人賞からの片エビ固めで上原から3カウントを奪取。今大会で引退する赤井沙紀への感謝を改めて口にした。

2021年5月のプロレスデビューから2年半。大舞台で成長した姿を示した。上原のドロップキック、側転式エルボー、関節技に苦悶の表情を浮かべ、鈴芽と遠藤の合体キックにダメージを受けた。それでもビックブーツ、サソリ固めで流れをつかむと、最後は赤井直伝の新人賞(ひざを着く相手頭部への二段蹴り)で決着を付けた。

赤井とは昨年4月にタッグを組み〝令和のAA砲〟として話題を集めた。今年10月27日の東京女子プロレス・後楽園大会では最初で最後の一騎打ちで敗れたが、多くの薫陶を受けてきた。

荒井は赤井とのタッグで出場した昨年12月のDDT大会を挙げ「前回は全て赤井さんに任せてしまったところがあった。今日は自分で勝てたことがうれしい」とうなずいた。赤井に対しては「10年間本当にお疲れ様でした。赤井さんは私がプロレスをする理由の一つ。落ち込んだ時も赤井さんがたくさん声をかけてくれた」と感謝した。

赤井からは精神面で多くを学んだ。「学んだことを生かして、赤井さんが見てくれていると信じて長く頑張っていきたい。リングに立つ姿勢、プロ意識を学びました。赤井さんの強い気持ちのように、自分で決断しながら力強く進んでいきたいと。教わった新人賞を使い続けていきます」と前を向いた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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