佐野海舟が日本代表初招集!岡山県出身のサッカー選手で「最強の5人」はこれ

森保一監督率いる日本代表に、鹿島アントラーズのMF佐野海舟が初招集された。

プロ5年目の今季、初のJ1で高いパフォーマンスを見せている22歳。伊藤敦樹の怪我というアクシデントがあったとはいえ彼の招集に疑問を抱く方はあまりいないのではないだろうか。

そんな佐野海舟は、岡山県の出身。そこで日本代表初招集を記念し、岡山県出身のサッカー選手で「最強の5人」を選んでみた。

安英学(アン・ヨンハ)

1978年10月25日生まれ(45歳)

倉敷市出身/東京朝鮮中高級学校

北朝鮮代表として2010年の南アフリカワールドカップに出場。これが、岡山県出身初のワールドカップ出場だった(3試合にフル出場)。

クラブではアルビレックス新潟や名古屋グランパス、さらには韓国の釜山アイパークなどでプレー。2005年の名古屋時代までは登録名が「アン・ヨンハッ」だった。

現在は指導現場などで活躍。なお、同じ元北朝鮮代表で今年からFC町田ゼルビアの強化部強化担当に就任した李漢宰(リ・ハンジェ)も倉敷市出身だ。

青山敏弘

1986年2月22日生まれ(37歳)

倉敷市出身/作陽高校

高校時代の2002年、選手権の岡山県予選決勝で決めたゴールが「幻のゴール」となり涙をのんだ青山。

しかしプロとなったサンフレッチェ広島で中心選手として活躍し、森保一監督とともに3度のリーグ優勝を達成。2015シーズンにはJリーグMVPに輝いた。

日本代表としても12試合に出場し1ゴール。メンバー入りした2014年のブラジルワールドカップはグループステージ最終戦のコロンビア戦に先発していた。

今季の広島ではここまで1試合の出場にとどまっている。

山﨑凌吾

1992年9月20日生まれ(31歳)

岡山市出身/玉野光南高校

福岡大学を経て2015年にサガン鳥栖でプロ入りした大型FW。

2016年からプレーした徳島ヴォルティスでリカルド・ロドリゲス監督のもとブレイクし、2018年夏にJ1の湘南ベルマーレへステップアップした。

2020年に加入した名古屋グランパスでは2021シーズン、ACLで平井将生に続く日本人2人目のハットトリックを達成している。

2022年から京都サンガF.C.に所属し、今季はここまで22試合に出場、2ゴールを記録。

佐野海舟

2000年12月30日生まれ(22歳)

津山市出身/米子北高校

高校は隣県である鳥取の強豪・米子北へ進学。

2019年に高卒でFC町田ゼルビアへ加入すると、1年目から21試合、2年目には41試合に出場するなど即戦力となった。

気質的には潰し屋ながら攻撃能力も高く、2021シーズンには34試合で6ゴールを記録。冬に移籍した鹿島アントラーズでは三竿健斗の穴を見事に埋めてみせた。

ここまで25試合に出場し1ゴール。晴れて日本代表へ初招集された。

佐野航大

2003年9月25日生まれ(20歳)

津山市出身/米子北高校

海舟の3歳年下の弟。米子北ではちょうど入れ違う形となったが、1年次から兄と同じ10番を背負い活躍した。

2022年に地元のファジアーノ岡山でプロ入りすると、1年目から29試合に出場し3ゴール。兄に比べると足もとの技術などスキルやアイデアが光る攻撃的なMFだ。

今年はU-20日本代表としてU-20ワールドカップに出場。夏にはオランダ1部のNECナイメーヘンへ完全移籍を果たした。

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