災害時避難、DXで支援 札幌市24年度導入 地形から危険予測

神奈川県で行われた避難者の情報をデジタル技術で把握する実証実験(デジタル庁提供)

 札幌市は災害時の減災を図るため、デジタル技術を活用して作業の効率化を図るデジタルトランスフォーメーション(DX)導入を進める。気象や地形の情報、人口分布データなどから即時に災害の危険性を予測するデジタルシステムを2024年度から導入し、速やかな住民避難につなげる。10月に防災のデジタル化を考える国主導の訓練に参加した経験を踏まえ、避難所の効率的な運営など今後の支援体制の強化につなげる。

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