「来季は昇格争いを」 J2水戸最終戦 サポーター熱い声援 茨城・水戸

水戸─清水 試合終了後、水戸の選手らに激励の言葉を投げるサポーターら=ケーズデンキスタジアム水戸、高松美鈴撮影

サッカー・J2水戸ホーリーホックの今季最終戦が12日、茨城県水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸で行われ、今季最多の9219人のサポーターが詰めかけた。既にJ1昇格への可能性が消滅している中、昇格がかかる清水を迎え撃ち、熱い声援で盛り上げた。

スタンドは水戸のクラブカラーの青と清水のオレンジ色の2色に染まり、それぞれの応援歌が響いた。試合は後半17分、水戸のFW安藤瑞季選手(24)が左サイドからのクロスを頭で合わせ先制点。同県那珂市、パート、内堀真起子さん(61)は「場内の雰囲気はものすごかった。思わず飛び上がった」と喜んだ。だが、その19分後、清水に同点ゴールを許し1-1で引き分けた。

水戸は11勝17敗14分け、17位で今季を終えた。ホーム戦全試合を観戦したという水戸市、会社員男性(62)は「なんとか残留という苦しいシーズンだった」と振り返り、「来季は堅実で強いチームをつくってほしい」と願った。同県笠間市、会社員、福田萌花さん(24)は「来季は昇格争いに加わりたい。チーム一丸で頑張ってほしい」と期待を込めた。

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