強盗に遭い殴られた58歳の観光客、くも膜下出血の重傷 京都から沖縄旅行中 那覇市の飲食店からホテルへ向かう路上で

 12日午後10時55分ごろ、那覇市泊1丁目の泊北公園近くの歩道で、観光で訪れていた京都府の男性(58)が2人組の男に突然殴られ、スマートフォンを奪われた。男性はくも膜下出血や右目周辺の骨折などの重傷。那覇署が強盗致傷事件として捜査している。

 署によると、男性は飲食店から滞在先のホテルに1人で向かっていた途中に背後から体を押さえ付けられて転倒し、顔を複数回殴られた。背負っていたリュックサックを奪われそうになり、大声で叫びながら抵抗したところ、手に持っていたスマートフォンを奪われた。

 2人組はいずれも身長約170センチくらいで、泊小学校方面に走って逃げたという。被害者や目撃者から警察に通報があった。

 現場は小学校や保育園が立ち並ぶ住宅街。署が付近の聞き込みなどで2人組の行方を追っている。

 那覇市内では、似たような手口の強盗事件が相次いで発生している。

強盗致傷事件があった現場近く=13日午前4時15分ごろ、那覇市泊・泊北公園

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