帝国データバンク水戸支店は13日、コンクリート製品製造の千代コンクリート工業(茨城県笠間市南小泉)が10月30日に水戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けたと発表した。
同社は今年5月、資金繰りの改善にめどが立たず事業継続を断念したが、その後、立て直しを支援する都内の企業が現れ、事業を再開して再建を目指すことになった。
同社は1962年設立。U字溝、歩車道境界ブロックなどのコンクリート製品を県内外の建設業者へ供給。自社製造品のほか他社製品の仕入れ販売も手がけた。負債は約3億円。県内企業が民事再生法の適用を申請するのは、今年に入り労働者派遣業のアイ・ティ・エイチ(日立市)に続いて2社目。