東京ヤクルトスワローズ 小川ら3選手来越し指導 野球教室に球児110人 投手・野手で技術伝授

投球フォームをアドバイスする原投手(右)と小川投手(左奥)

東京ヤクルトスワローズの現役3選手による野球教室が12日、上越市少年野球場で開かれた。上越ヤクルト販売(同市新光町3、村越雄賢社長)の主催。上越市学童野球連盟傘下の小学4~6年生110人が参加した。

同球団現役選手の教室は2008(平成20)年以来15年ぶり。今季通算100勝を達成したエースの小川泰弘投手(33)、原樹理投手(30)、西田明央捕手(31)の主力3人が参加。投手と野手に分かれて技術指導を展開し、トスバッティングも行った。

小川投手は投球において「体のバランスが大事」とし、軸足で真っすぐ立って足を上げ、足裏の親指の母趾球(ぼしきゅう)に力を入れ、「犬の背中をなでるよう」にして利き手をテイクバックし、真っすぐ踏み出して上半身をかぶせるようにして投げる投球動作をアドバイスした。西田捕手は捕手の二塁送球でワンバウンド、ツーバウンドで良いから正確にコントロール良く投げることを勧めた。

ヤクルトの野球帽や、3人をはじめ同球団選手のサインボールやグッズ、ユニホームなどが参加の幼年球児に贈られた。村越社長は「しっかりと技術を身に付け、将来はスワローズに入って活躍してくれれば」と思いを話した。

捕手陣に守備の心構えなどを話す西田捕手

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