「クールビズが推奨され、ノーネクタイが一般的となりましたが、ノー上着とされながらも、シャツのみでは軽装すぎるような雰囲気があります。上着なしはどの程度許されるのでしょうか」との、読者からの質問がGX編集部に寄せられました。ビジネスシーンでの服装について、年間約250回のマナー講座を実施し、短大や専門学校でも講師を務めるマナーハウス大分(大分市)の高清水理奈子代表に取材した。
結論から言うとノージャケット(上着なし)は許容される時代に変わってきている―。
カジュアル化が進んだ要因は、地球温暖化対策を目的に2005年から始まったクルービズや、2012年から始まったスーパークールビズにある。加えて、アメリカのIT企業などでは、カジュアルな服装で勤めることが増え、それが日本にも浸透し始めたこともある。また、コロナ禍やテレワークの普及で加速したと考えている。