直江津民謡保存波路会 節目の100年 普及継続 決意 祝いの舞台盛り上がる リージョンプラザ上越

1部と2部の合間に100周年の記念式典を実施。これまでの感謝と、さらなる普及への決意を語った

直江津民謡保存波路会(大嶋慶子会長)は12日、100周年を祝う発表会「波路会百寿の祝」を上越市下門前のリージョンプラザ上越で開いた。

同会は大正11年から活動。地域の民踊文化と伝統の継承に尽力してきた。一昨年に100周年を迎えたが、コロナ禍により2年延期して「百寿の祝」を実施。波路会は十八番の直江津舟形節をはじめ、会の由来となった越後追分、直江津小唄などを発表。地元からの友情出演9団体の歌や踊り、ゲスト出演の県民謡協会の演奏が花を添えた。

第1部と第2部の合間には記念式典を開き、来賓らが祝いの言葉を述べた。今年1月から6代目会長に就任した大嶋会長はあいさつの中で「100年の歴史を受け継ぎ、諸先輩方、地域の皆さまに感謝しながら、これからも(民謡の)普及活動に努めていく」と決意を述べた。

波路会による「直江津甚句」

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