「癒し」掲げる温浴施設 サウナや食事に力 茨城・水戸、17日開業 茨城日産

関係者に公開された温浴施設「SPA&ごはん ゆるうむ」の浴場=水戸市小吹町

茨城日産自動車(茨城県水戸市、加藤敏彦社長)が運営する温浴施設「SPA&ごはん ゆるうむ」が17日、同市小吹町にオープンする。戦略の鍵は「癒やし」。ボタニカル(植物)&温浴(サウナ)をコンセプトに、自然の心地よさやサウナ、食事を売りにする。開業に先立ち内覧会があり、店内が公開された。

2021年夏に閉店した温浴施設を改装。新たなアプローチで地域最大級の施設を展開する。

「居心地の良さ」を最も感じさせるのは、2階の休憩用の部屋。1人で静かに休める籠(おこもり)スペースや、畳の部屋、子ども専用の部屋、ハンモックの部屋などをそろえる。宿泊棟もある。

サウナの目玉は「8段タワーサウナ」。塩サウナ、セルフロウリュサウナも楽しめる。2階のレストランでは地元食材を使った健康志向のメニューや、茨城産素材のスイーツも提供する。1階には風呂のほか売店、仮眠室、エステ、あか擦りルームなどがそろう。

入場料は「フリータイム」が平日大人1750円(土日祝・特定日1850円)、12歳未満は半額以下。

滞在時間で料金が異なる「銭湯コース」は平日大人120分が1280円(12歳未満680円)、同90分が980円(同580円)、同60分が680円(同480円)。安価な朝風呂コースもある。加藤社長は「地域に愛される施設にしたい。利用者の声を聞きながらより良い施設にしていく」と語る。

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