大谷が2度目のMVPを受賞すべき理由 MLB公式サイト番記者が主張

MLBは全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で決まる各賞の発表ウィークに突入し、日本時間11月17日には両リーグのMVPが発表される予定となっている。アメリカン・リーグのMVPでは、レンジャーズのコリー・シーガー、マーカス・セミエンとともに、今季までエンゼルスでプレーした大谷翔平がファイナリスト入り。2021年以来2年ぶり2度目の受賞はほぼ確実とみられるが、MLB公式サイトではエンゼルス番記者のレット・ボリンガーが「大谷が2度目のMVPを受賞すべき理由」を挙げている。

エンゼルスの選手が複数回のMVPを受賞した場合、2014年、2016年、2019年と合計3度受賞しているマイク・トラウトに続いて球団史上2人目の快挙となる。ボリンガー記者が「大谷は2度目のMVPを受賞すべきだ」と主張する理由は至ってシンプルだ。「大谷のような選手は他にいない」からだ。

昨季のMVPの有力候補に挙げられていた大谷だが、昨季はア・リーグ新記録となるシーズン62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)にその座を譲った。逆に言えば、昨季のジャッジのように歴史的なパフォーマンスを見せなければ、大谷からMVPを奪うのは難しいということになる。大谷はブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)とのMVP争いが予想された2021年に満票受賞。今回も満票となってもおかしくない(2度目の満票なら史上初)。

今季の大谷は、打者として135試合に出場して打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、91四球、OPS1.066を記録。本塁打、出塁率(.412)、長打率(.654)、OPS、塁打(325)はいずれもリーグトップの数字だった。一方、投手としては23試合に先発して132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振を記録。被打率.184は130イニング以上の投手のなかでリーグトップだった。

ボリンガー記者は「シーガーとセミエンはともに素晴らしいシーズンを過ごしてチームのポストシーズン進出に大きく貢献し、ワールドシリーズ制覇という栄冠を勝ち取った。しかし、彼らのレギュラーシーズンでのパフォーマンスは、大谷の投打両方での働きを上回るものではなかった。大谷は容易に2度目のMVPを受賞することになるだろう」と大谷のMVP受賞を確信しているようだ。

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