ケガ・病気での離脱者はのべ103名 プレミアリーグで最も苦境にあるクラブは?

写真:数週間の離脱を余儀なくされることとなったカゼミーロ

インターナショナルマッチウィークに入るため、プレミアリーグの各クラブはおよそ2週間の休暇を取ることになる。好調を維持しているチームにとってはもどかしい日々を過ごすことになるが、多くのケガ人を抱えているクラブの指揮官は安堵しているかもしれない。

イギリス『デイリーミラー』電子版によると、現在、プレミアリーグの20クラブでは合計103人のプレーヤーがケガまたは病気で離脱しているという。

中でも大きな影響を受けているのがマンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル、シェフィールド・ユナイテッドで、それぞれ9名の離脱者を抱えている。

マンチェスター・ユナイテッドはカゼミーロがハムストリング、リサンドロ・マルティネが足首を痛めて離脱しているのに加え、直近の試合でクリスティアン・エリクセンがヒザ、ラスムス・ホイルンドがハムストリングを負傷。彼らケガや病気での離脱者に加え、ジェイドン・サンチョもエリック・テン・ハフ監督との確執によりチームから追放されている。

ニューカッスルはジェイコブ・マーフィーが肩、カラム・ウィルソンがハムストリングを痛めて離脱中であるうえ、ミゲル・アルミロンも直近の試合でハムストリングを負傷。不正賭博への関与で出場停止中のサンドロ・トナーリを合わせると、こちらも10人が離脱中だ。

上位陣ではアーセナルがトーマス・パーテイやマルティン・ウーデゴールら7人、トッテナムもジェイムズ・マディソンやミッキー・ファン・デ・フェンら7人、リヴァプールはアンディ・ロバートソンやチアゴ・アルカンタラら6人で、一時期ケガ人が多かったマンチェスター・シティはケヴィン・デ・ブライネ、セルヒオ・ゴメス、ジョン・ストーンズの3人だけとなっている。トッテナムの直近の連敗は、マディソンとファン・デ・フェンの負傷離脱が小さくない影響を与えていると言えるだろう。

最少はウェストハムで、現状の負傷離脱者はゼロ。リーグ戦で9位と成績の上ではやや苦戦しているが、リーグカップやUEFAヨーロッパリーグも戦っていることを考えると、フルメンバーを維持できているのは大きな強みと言えるだろう。

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