シード争いは最終決戦 年間女王レースは残り2戦の正念場/国内女子

2年連続年間女王の座まで残り2戦の山下美夢有※撮影は「TOTOジャパンクラシク」(撮影/村上航)

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前情報◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)

2023年シーズンも残すところ2試合。メルセデスランキング(MR)による来季シード争いの最終決戦で、年間女王争いの行方を争う大会が16日、賞金総額1億円(優勝賞金1800万円)をかけて開幕する。前年大会は藤田さいきが「72ホール競技(パー71)の最少ストローク記録」を4打更新する通算21アンダー「263」をマークして、11年35日ぶりの復活優勝を飾った。

4日間大会(72ホール競技)のため、MRに加算される優勝者のポイントは300pt。年間女王レースではランク1位の山下美夢有、前週休みで山下との9.32pt差を追って復帰する2位の申ジエ、山下と147.26pt差の3位・岩井明愛の争いに注目だ。

山下は岩井と上田桃子、申は藤田、小祝さくらと予選ラウンド同組になった。

また、出場者が「今季ツアー優勝者」「MR上位者」など40人に限られる次週の最終戦への出場権を巡る戦いもある一方、今大会終了時点で「MR50位まで」の来季シード獲得者が確定する(今季優勝者でMR53位・小滝水音の成績次第で確定は最終戦に持ち越し)。MR55位の堀琴音、63位の金田久美子、65位の三ヶ島かな、71位の渡邉彩香らがシード喪失の危機にあり、48位の笠りつ子、49位の川崎春花、50位の濱田茉優は順位をキープしたい。

11月のプロテストに合格したばかりの與語優奈は、アマチュアとして出場する。

<主な出場予定選手>
青木瀬令奈、穴井詩、稲見萌寧、岩井明愛、岩井千怜、上田桃子、川岸史果、菊地絵理香、小祝さくら、小滝水音、西郷真央、櫻井心那、申ジエ、菅沼菜々、鈴木愛、原英莉花、藤田さいき、堀琴音、三ヶ島かな、森田遥、山内日菜子、山下美夢有、吉本ひかる、若林舞衣子、渡邉彩香

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