松山英樹が4年ぶり参戦 賞金トップ中島啓太は金谷拓実に1135万円差で大会入り

昨年は比嘉一貴が制した(撮影/松本朝子)

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前情報◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

今シーズンも残り3試合となり、前週に続いて賞金総額2億円(優勝4000万円)をかけた大会が16日に開幕する。賞金王やシード争いが佳境を迎え、今週も動向が気になるところ。昨年大会は比嘉一貴がシーズン4勝目を挙げ、賞金王に近づいた。

賞金ランキング1位に立つ中島啓太と、2位の金谷拓実との差は約1135万円となっている。金谷は前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」で3位に入って「マイナビABC選手権」から2週連続のトップ10入り。好調のまま2年ぶりにこの大会を迎える。中島はアマチュア時代に初出場した20年の8位が自己ベスト。昨年は予選落ちだったが、高額賞金がかかる大会で後続との差を広げたいところ。

50回目の節目を迎える今年はPGAツアーが主戦場の松山英樹、LIVゴルフでプレーするブルックス・ケプカが出場する。松山は14年大会、ケプカは2016年から連覇を果たした歴代覇者。松山の日本ツアー出場は日米共催の「ZOZOチャンピオンシップ」を除けば、19年の本大会以来4年ぶりとなる。

6月「全米オープン」を制したウィンダム・クラーク、9月の「フォーティネット選手権」優勝のサヒス・ティーガラも招待選手としてフィールドに入った。予選ラウンドでは松山、ケプカ、クラークが同組となり、初日は午前9時5分に10番からティオフする。

前週今季2勝目を挙げた今平周吾、大会連覇を目指す比嘉も参戦。住友ゴム工業(ダンロップ)契約選手の星野陸也も9月「バンテリン東海クラシック」以来の日本ツアー参戦となる。

来季シードがかかる賞金ランク65位付近では、池田勇太(62位)や時松隆光(63位)、小鯛達也(67位)のほか、生源寺龍憲(68位)と安森一貴(69位)が推薦枠から出場を決め、賞金シード獲得を目指す。

<主な出場選手>
比嘉一貴、池田勇太、石川遼、稲森佑貴、今平周吾、岩崎亜久竜、岩田寛、大槻智春、金谷拓実、木下裕太、蝉川泰果、ソン・ヨンハン、谷原秀人、中島啓太、永野竜太郎、平田憲聖、星野陸也、松山英樹、ブルックス・ケプカ

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