成田空港検疫 新型インフル発生時の対応訓練

成田空港検疫 新型インフル発生時の対応訓練

 新型コロナの感染拡大の教訓を踏まえ、海外で新型のインフルエンザが発生した場合を想定した訓練が、11月14日、千葉県の成田空港で行われました。

 この訓練は、2023年の9月に感染症対策の指令塔として内閣感染症危機管理統括庁が発足したのに伴い実施されました。

 訓練は海外で新型のインフルエンザが発生したとの想定で行なわれ、オンラインで参加した濱地雅一厚生労働副大臣が「国内における新型インフルエンザの感染拡大を抑えてピークを遅らせ、国内で準備を行う時間をしっかりと確保することが今は最重要課題です」と、税関や航空会社など関係機関の職員に協力を求めました。

 訓練自体は非公開となりましたが、検疫所によりますと、防護服やマスク、手袋などの在庫状況の確認や、検疫体制の強化を関係機関に要請したということです。

 検疫所は「これからも引き続き有事を想定した訓練を行っていきたい」と話しています。

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