ブリュワーズ マーフィー・ベンチコーチが内部昇格で監督就任へ

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が伝えたところによると、今季限りで3年契約が満了したクレイグ・カウンセル監督との再契約に失敗したブリュワーズは、パット・マーフィー・ベンチコーチを内部昇格で監督に起用することを決めたようだ。マット・アーノルドGMは先週アリゾナ州スコッツデールで行われたGM会議の場で「マーフィーと監督就任の可能性について真剣に議論している」ことを明かしていたが、熱心な話し合いの末、マーフィー・ベンチコーチの内部昇格を決定した。

現在64歳のマーフィーは1982年にジャイアンツと契約してプロ入りしたが、早々に現役選手としてのキャリアを切り上げ、大学球界で指導者としてのキャリアをスタート。1988年から1994年までノートルダム大学のヘッドコーチを務め、カウンセルも教え子の1人だった。1995年からはアリゾナ州立大学でヘッドコーチを務め、大学球界でのキャリアを評価されて2010年2月にパドレスのフロント入り。2015年6月にバド・ブラック監督(現ロッキーズ監督)が解任されると、暫定監督に起用され、96試合で42勝54敗という成績を残した。

2015年シーズンが終了すると、パドレスはマーフィーを続投させないことを選択し、マーフィーはカウンセルに誘われてブリュワーズのベンチコーチに就任。家庭の事情でカウンセルが不在のときには監督代行として指揮を執った。アーノルドGMは次期監督に求める要素として「優れた人間性」を挙げていたが、マーフィーはその条件に合致する人材だったようだ。

ブリュワーズの新監督がマーフィーにほぼ決まったことにより、全30球団のなかで来季の監督がまだ決まっていないのはパドレスだけという状況に。なお、パドレスは新監督探しの最終段階に突入していることが報じられており、マイク・シルト、ライアン・フラハティ、ベンジー・ギル、フィル・ネビン、デービッド・ロスらが候補に挙げられている。

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