静岡市葵区の無許可「盛り土」静岡県が 行政代執行で撤去へ…費用は盛り土を造成した会社に請求する方針

静岡市葵区の山間部に無許可で造成された盛り土について、静岡県は11月下旬から行政代執行により撤去することを決めました。

静岡市葵区の杉尾地区に無許可で造成された、約5万1000立方メートルの盛り土をめぐっては、県が盛り土を造成した「富田建材」に対し、原状回復に向けた計画書などを求める「戒告書」を交付していました。しかし10月、県に提出された富田建材の計画書は、応急的な対応に留まるなど不十分な内容であったため、県は14日、盛土対策会議を開き、杉尾地区の盛り土について、11月下旬から行政代執行により撤去することを正式に決定しました。

(県 交通基盤部 杉本 文和 参事)

「下流に人家があって、危険な状態を放置できない、県として土砂の撤去をして、安全な状況にしないといけない」

県は、行政代執行の費用について、盛り土を造成した富田建材側に請求する方針です。

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