10月度のJリーグ月間MVPが発表! 湘南・富居大樹「息を呑むような神セーブ」、町田・宇野禅斗「終盤で覚醒」、鹿児島・米澤令衣「間違いなくMVPに値」

10月度の明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVPを受賞したGK富居大樹(湘南ベルマーレ)[写真:©︎J.LEAGUE]

Jリーグは14日、10月度の「明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP」を発表した。

各月の明治安田生命Jリーグにおいて、最も活躍した選手を表彰する「明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP」。明治安田生命J1リーグはGK富居大樹(湘南ベルマーレ)、明治安田生命J2リーグはMF宇野禅斗(FC町田ゼルビア)、明治安田生命J3リーグはFW米澤令衣(鹿児島ユナイテッドFC)が受賞した。富居、宇野、米澤のいずれも今シーズン初受賞となる。

現在は第2-4腰椎横突起骨折で離脱している富居だが、10月度に行われた3試合で先発してわずか1失点。セーブ数は「13」、セーブ率は「92.9%」と圧巻の数字を誇り、残留争いに巻き込まれたチームで特筆する働きを見せた。

選考委員会の総評と富居のコメントは以下の通り。

◆Jリーグ選考委員会による総評

反町康治委員
「湘南の守護神が圧巻のパフォーマンス。3試合でわずか1失点がその証。息を呑むような神セーブを連発し、10月無敗の立役者に」

ワッキー特任委員
「今月のNo.1のセーブは、神戸戦で佐々木選手のヘディングを止めた富居選手のセーブ」

◆GK富居大樹(湘南ベルマーレ)
「明治安田生命J1リーグ10月の月間MVPに選んでいただき、ありがとうございます。湘南ベルマーレの選手として、このような賞をいただくことができ大変嬉しく光栄に思います。この賞は、僕一人の力で得られるものではなく、チームメイト、監督、コーチ、チームスタッフ、そして何よりいつも一緒に戦ってくれているファン・サポーターの皆さまのおかげだと思っています。残りのシーズンも僅かですが、湘南ベルマーレに携わるすべての方と、最後に笑って終われるよう、日々たのしみながら精進したいと思います。」

宇野は明治安田生命J2リーグ優勝を決めた町田で、3ゴールを記録。ボール奪取数「33」はリーグトップの成績となっているほか、パス成功率も「77.7%」と高い数字を誇り、攻守においてチームを支えた。

選考委員会の総評と宇野のコメントは以下の通り。

◆Jリーグ選考委員会による総評

反町康治委員
「黒田監督の高校時代の教え子が昇格に大きく貢献するゴールを量産。ミドルシュートは脅威」

寺嶋朋也委員
「シーズン終盤に定位置奪取。昇格を決めるプレッシャーの中で、終盤で覚醒した。第38節甲府戦で起死回生の同点ゴール、第39節・熊本戦ではJ1昇格を手繰り寄せるゴールと得点能力も開花した」

平畠啓史特任委員
「ラストスパートの10月、町田の中盤で攻守に存在感を発揮。チームに勢いをもたらした」

◆MF宇野禅斗(FC町田ゼルビア)
「この数多くの素晴らしい選手たちの集まるJ2リーグでKONAMI月間MVPという特別な賞を受賞できたこと大変光栄に思います。チームメイト、チームスタッフ、ファン・サポーターの皆さま、沢山の方に支えられ受賞することができました。本当に感謝したいです。ありがとうございます」

米澤は出場した5試合で4ゴール1アシストの活躍。クロス数やスルーパス数、クロス受け数でも高い数字を誇り、前線で違いを見せた

選考委員会の総評と米澤のコメントは以下の通り。

◆Jリーグ選考委員会による総評

反町康治委員
「コンスタントに力を発揮し、チームも上昇気流に乗っている。ゴール・アシストに絡む活躍は間違いなくMVPに値する」

平畠啓史特任委員
「ボールを受けて運び出すときの期待感がある。攻撃を引っ張る強い意志を感じ、結果も出している。チームを勢いづけている」

坪井慶介委員
「先月に引き続き、素晴らしいパフォーマンスを出している。チームの攻撃力を牽引している」

◆FW米澤令衣(鹿児島ユナイテッドFC)
「このような素晴らしい賞を受賞できたことを嬉しく思います。昨シーズンに膝の大怪我をしてからたくさんの方々にリハビリのサポートをしていただき、もう一度ピッチでプレーできるようになりました。まずはサポートしてくれた方達に感謝したいです。そして、チームとしての結果も出ていたからこの賞をとれたと思うのでチームメイト、スタッフ、ファン・サポーターの方たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。また賞をとれるようにサッカーができる喜びをかみしめながら頑張っていきたいと思います」

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