マンチェスター・ユナイテッドOBのリオ・ファーディナンド氏が、イングランド代表のガレス・サウスゲート監督に対して「スターリングを解放しろ」と発言した。イギリス『デイリー・メール』が報じている。
ラヒーム・スターリングは今季、公式戦で5ゴール2アシストを記録しており、週末のマンチェスター・シティとの試合でも期待に応える活躍を披露した。しかし、スターリングがイングランド代表として最後に出場した試合は、カタール・ワールドカップ準々決勝のフランス戦までさかのぼる。チェルシーのチームメートであるMFコール・パーマーが追加招集された際も、スターリングには声がかからなかった。
ファーディナンド氏はスターリングの選外に難色を示し、もう一度チャンスを与えるよう熱弁をふるった。同氏は自身のYouTube番組『Vibe with Five』で以下のように語っている。
「スターリングを解放しろ。彼がイングランド代表に選ばれないことは、私には理解できない」
「聞いてくれ。多くのタレントが存在していることは分かっている。どうか誤解しないでほしい。スターリングはジャック・グリーリッシュとマーカス・ラッシュフォードの合計よりも多く、ゴールとアシスト、あるいはゴールに関与している。彼は代表でチャンスを与えられてきたのか? 彼はEURO2020ではイングランド代表で最高の選手だった」
「EUROは2、3年前のことだと言う人もいるかもしれない。しかし、カルヴィン・フィリップスとハリー・マグワイアもEUROで活躍した後、イングランド代表に選ばれている。彼らが選ばれるなら、スターリングが選ばれないのはなぜだ?」
サウスゲート監督はブカヨ・サカ、ハリー・ケイン、ラッシュフォードの3人で前線のスタメンを固定している。攻撃的なポジションでは他に、グリーリッシュ、フィル・フォーデン、ジャロッド・ボーウェン、オリー・ワトキンズといった選手が選ばれている。