今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が14日、東京都内で開かれ、阪神を38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布監督が初受賞した。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表を率いた栗山英樹氏、米大リーグ、エンゼルスで日本選手初の本塁打王に輝いた大谷翔平には特別賞が贈られた。
選考委員会の座長を務めた山本浩二氏は満場一致で選ばれた岡田監督について「四球を重要視したのは最近ではあまりないのではないか。内野手出身の監督として緻密さがあるという印象」と述べた。
賞金は正力松太郎賞が500万円、特別賞が300万円。