マンホール内に硫化水素が充満か 汚水を抜く作業中に男性2人が倒れ1人死亡=静岡・伊東市【速報】

11月14日午後、静岡県伊東市のマンホールの改修工事中に硫化水素が充満し、作業中の男性2人が倒れ、このうち1人の死亡が確認されました。作業員らは汚水を抜く作業をしていたということです。

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14日午後2時10分ごろ、伊東市松原湯端町で「工事作業中の深さ3メートルのマンホール内で30代前後の作業員が倒れ、呼び掛けても意識がない」と別の作業員から消防に通報がありました。

伊東市の説明などによりますと、この現場では劣化したマンホールの補強工事が行われていて、3人はマンホールから汚水を抜く作業に当たっていましたが、この汚水から硫化水素が発生したとみられ、臭いに気づいた作業員らは脱出しようとしましたが、ガスを吸って意識を失い、マンホールの底へ落下したとみられるということです。

こうした工事をする場合はマンホール内の換気をするためのファンが必要ですが、今回の事故現場には換気用のファンがなかったということです。警察と消防が詳しい事故の原因を調べています。

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