“幸運のシンボル” が無残な姿に… 四つ葉のクローバー発祥の地がピンチ 幸せのおすそ分け再開までしばしお待ちを

今年は、統計開始以来、最も遅い猛暑日を記録するなど、秋になっても夏の暑さが残りました。

その暑さの影響が「幸せのシンボル」に影響を及ぼしているのです。

(宮田 あやか記者)
「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地には、クローバーがほとんどない状態です。わずかに残ったクローバーも四つ葉はほぼ見つからない」

(訪れた人)
「全然ない。タイミングが悪かった」
「幸せの四つ葉だから悲しい。残念…」

ここは、愛知県田原市の「恋路ヶ浜(こいじがはま)」。

「幸運のシンボル」と言われる四つ葉のクローバーが育ち、田原市が10年前に「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」に指定。

人気の観光スポットになっています。ところが…

(伊良湖岬観光協議会・髙橋一将副会長)
「ことしの夏が異常に暑くて、それがずっと続いたので、ダメージが四つ葉のクローバーにもあったと推測」

夏から秋にかけての厳しい暑さで、4平方メートルのスペースで育てる四つ葉のクローバーが、10月半ば頃から枯れ始め、今は、そのほとんどが枯れてしまいました。

これまでシーズンを通して摘み取りが可能でしたが、いまは見る影もありません。そこで!

13日に、観光協議会が枯れた株をすべて取り除いた上で、新たに30株を植えました。

(伊良湖岬観光協議会・髙橋一将副会長)
「これで元気に育ってくれればいいなと。元気に育った後、摘み取りに来てもらいたい」

根が定着するまで、しばらくはネットをかけた状態で育てますが、11月末をめどに摘み取りが再開できればということです。

花言葉は「幸運」と「幸福」幸せのおすそ分け再開まで、もうしばらくです。

© CBCテレビ