「生きて、娘に会いたい」 横田めぐみさん拉致から46年

横田滋さんの遺影を手に取材に応じる妻の早紀江さん=10月、川崎市

 1977年に中学1年だった横田めぐみさん=失踪当時(13)=が新潟市で北朝鮮に拉致され、15日で46年。母早紀江さん(87)は10月、自宅のある川崎市で共同通信のインタビューに応じ「そんなに長く生きられないと思う。何とか会いたい」と語り、政府に拉致被害者帰国に向けた日朝首脳会談の早期実現を求めた。

 10月27日、取材の場に父滋さん=2020年に87歳で死去=の遺影を持参した早紀江さんは「お父さん(滋さん)に『会えなかったね。かわいそうだったね。まだ、助けられないのよ』って話しかけている」と日常の様子を明かした。

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