東京円、151円台後半 33年ぶり水準迫り介入警戒

日本円と米ドル紙幣(ロイター=共同)

 14日の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=151円台後半で推移した。前日はニューヨーク市場で一時1ドル=151円92銭を付けて約33年ぶりの円安水準に迫ったが、この日は政府・日銀による為替介入への警戒感から円がやや買い戻された。小幅な値動きで神経質な展開となった。

 午後5時現在は前日比10銭円高ドル安の1ドル=151円63~65銭。ユーロは10銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円34~38銭。

 その後始まった14日のニューヨーク市場では、米国の消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回ったことを受けて円買いドル売りが広がり、1ドル=150円台の水準まで戻す場面があった。

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