海上自衛隊の護衛艦「ゆうべつ」/玉野市の造船所で命名・進水式【玉野市】

海上自衛隊のもがみ型護衛艦の進水式が11月14日、玉野市の造船所で行われ、「ゆうべつ」と命名されました。
三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で行われた命名・進水式には、防衛省の関係者らおよそ120人が出席。酒井良海上幕僚長が「ゆうべつ」と命名しました。
続いて船をつなぎ止めていた綱が切断されると、くす玉が割れ、船体が船台から海へと滑り出しました。
「ゆうべつ」は北海道を流れる湧別川にちなみ命名されました。12隻予定されているもがみ型護衛艦の8番艦で、同じ型の護衛艦の建造は、玉野では2番艦の「くまの」に続くものです。
全長133メートルで、基準排水量は3900トン、建造費は別の造船所で建造中の同じ型の護衛艦と合わせおよそ947億円です。
「ゆうべつ」はステルス性を高めたFFMと呼ばれる多機能のフリゲートで、掃海艦艇が持つ機雷の敷設や除去などの機能を備えていることなどが特徴です。
今後、砲やソナーなどの装備が取り付けられ、来年度、防衛省に引き渡される予定です。

© テレビせとうち株式会社