控えに回ったラムズデールの父、ライバルGKラヤは擁護もアーセナルには苦言 「あのやり方は間違っている」

今季は控えに回っているラムズデール[写真:Getty Images]

アーセナルのイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの父親が息子の現状を嘆いた。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

2021年夏にアーセナルに加わり、2シーズンにわたってチームの守護神を務めてきたラムズデール。しかし、今シーズンはスペイン代表GKダビド・ラヤが加入したことによりベンチを温める日々が続いている。

そんな中、ラムズデールの父ニックさんが『Highbury Squad』というポッドキャスト番組に出演。主催のソフィー・ニコラウ氏と常駐スペシャルゲストの元アーセナルFWケビン・キャンベル氏に対し、親から見た息子の現状を伝えた。

「アーロンは今この瞬間、ボールを掴んでいた時の笑顔を失ってしまっている」

「難しいことだ。スタジアムで彼を見るのが本当につらいし、笑顔を絶やしてはいけないと皆で彼に言い続けているよ」

ニックさんは結果的にラムズデールから守護神の座を奪うことになったラヤについてもコメント。息子から良い評判を聞いているようだ。

「ダビド・ラヤは素晴らしいゴールキーパーだし、彼のせいではない。彼は加入したばかりで、アーロンが言うには愛すべき男であり、2人で一緒にハードワークしている。それにアーロンは彼がチームに馴染めるようできる限り手助けしようとしているよ」

その一方、ラムズデールと契約延長した直後の移籍市場でラヤの獲得に動いたクラブのやり方に、ニックさんは難色を示している。

「私は何も知らなかったし、家族も何も知らなかった。アーロンは自分がプレーを続られないことをわかっていなかったんだ」

「アーロンはカップ戦要員になるだろうし、ダビド・ラヤはケガや退場といったことがない限りメインになるだろう」

「そのことについて何か言われたわけでもないのに、アーロンはそれを受け入れなければならない。誰からも伝えられていないんだ」

また、ニックさんはラヤの活躍と同時に息子のチャンスが増えることを願っているが、少なくとも来シーズンまでは状況が変わらないとも覚悟しているようだ。

「頼むからチャンスを与えてやってほしい。私の目から見ればあのやり方は間違っているし、そのことについて話すこともできる。でも、それは決まったことだ」

「本当に心からダビド・ラヤを応援しなければならない。彼はもう家族の一員なんだ」

「この状況が続くのが来年の5月、6月までなのかどうか。そうではないはずだし、私の目にはもっと長く映っている。でもそれはまた別の話だ」

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