U-17日本代表は14日、U-17ワールドカップの第2戦でアルゼンチンと対戦し、1-3で敗れた。
初戦、日本がポーランドに1-0で勝利したのに対し、アルゼンチンはセネガルに1-2で敗戦。前の試合でセネガルがポーランドに4-1で勝利したため、日本はこの試合に勝てばラウンド16進出が決まる。
日本は初戦から5人を変更。GKが後藤亘、DFは右から柴田翔太郎、本多康太郎、土屋櫂大、小杉啓太。中盤の底に山本丈偉と中島洋太朗が並び、サイドは右に佐藤龍之介、左に吉永夢希。前線はほぼ2トップの形で高岡伶颯と道脇豊が入った。
試合は開始からアルゼンチンが強烈に圧力をかけ、5分、10番をつけるクラウディオ・エチェベリの直接フリーキックでアルゼンチンが先制。さらに8分、左サイドを崩されバレンティノ・アクーニャに追加点を許す。
日本は大雨の影響もあってか勢いのあるアルゼンチンに対して受けてしまう場面が目立ち、良いところのないままハーフタイムに入る。
森山佳郎監督は後半頭から道脇に代えて初戦スタメンだった井上愛簾を投入。2トップを機動力のある2人にしたことで前半ビルドアップに危うさも見えたアルゼンチンに対し、前線からさらなるプレッシャーをかけた。
これが見事にハマり、良い守備からペースを握ると、50分、柴田が右サイドを突破して上げたクロスを高岡が合わせて1点差。高岡は初戦に続く2試合連続ゴールとなった。
その後も日本の時間は続き、アルゼンチンがカウンターから迎えた決定機も後藤のスーパーセーブで阻止。終盤には途中出場の川村楽人がゴールネットを揺らす場面もあったが、これは残念ながらファウルでノーゴールだった。
結局後半アディショナルタイム、アグスティン・ルベルトの無情の追加点が決まり、1-3で試合終了。1勝1敗となった日本は、再び中2日で迎えるグループステージ最終戦、2連勝のセネガルと対戦する。