<レスリング>【2023年世界選手権・レビュー(30)】男子グレコローマン130kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

(2023年9月16~24日、セルビア・ベオグラード)


【男子グレコローマン130kg級】
アミン・モハマドザマン・ミルザデフ(Mirzazadeh, Amin Mohammadzaman=イラン)

1998年1月8日生まれ、25歳。2016年から国際舞台へ。2018年にジュニア(現U20)でアジア選手権世界選手権を制覇。2020年アジア選手権でシニア初の国際タイトルを獲得。2021年東京オリンピックは他の選手が獲得した出場枠を奪取してオリンピックに出場したが、5位に終わった。

同年のU23世界選手権で優勝。2022年は世界選手権に初出場し、決勝へ進んだが、東京オリンピックの3位決定戦で敗れたリザ・カヤルプ(トルコ)に敗れて2位。2023年はアジア選手権で勝ち、世界選手権決勝でカヤルプにリベンジして初の世界一に輝いた。


■アミン・モハマドザマン・ミルザデフの話「銀メダルを獲得した去年の世界選手権の約2週間後から、この金メダルを獲得するためにトレーニングを開始しました。家族がいつも私のために一生懸命尽くしてくれ、感謝しています。家族は私に『リザ・カヤルプを倒すべきだ』と言い続けました。それをする時が来た、そうしなければならない、と思いました。家族を幸せにすることができて、うれしい。

私は日々成長しています。母国のために輝けるように、そして金メダルを取って国民に幸せのメッセージを送るため全力を尽くしたい。今度のオリンピックでは金メダルを獲得できることを願っています」


《1回戦~決勝の成績》トーナメント表
決 勝 ○[2-2]Kayaalp, Riza(トルコ)
準決勝 ○[1-1]Pino Hinds, Oscar(キューバ)
3回戦 ○[1-1]Fridrikas, Romas(リトアニア)
2回戦 ○[2-1]Vyshnyvetskyi, Mikhailo(ウクライナ)
1回戦 ○[テクニカルスペリオリティ。1:46=9-0]Soghomonyan, Eduard(ブラジル)


【表彰式】

[2]Kayaalp, Riza(トルコ)
[3]Pino Hinds, Oscar(キューバ)
[3]Mohamed, Abdellatif Mohamed Ahmed(エジプト)
[5]★Meng, Lingzhe(孟令哲=中国)
[5]Fridrikas, Romas(リトアニア)
※オリンピック出場枠は1~3位と、★印の5位選手が獲得

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