【中国】公共車両の電動化、第1弾に15都市[車両]

中国工業情報省(工情省)は14日、公共車両の全面電動化に向けた第1弾の先行試験実施地域として北京市や広東省深セン市など15都市を指定したと発表した。公共バスやタクシーなどの電動化率を大幅に高め、充電・電池交換などに関するインフラを整備する。

先行地域に選ばれた15都市は北京市と深セン市のほか、重慶市、四川省成都市、河南省鄭州市、浙江省寧波市、福建省厦門(アモイ)市、山東省済南市、河北省石家荘市、同省唐山市、広西チワン族自治区柳州市、海南省海口市、吉林省長春市、寧夏回族自治区銀川市、内モンゴル自治区オルドス市。

自動車産業の集積地や、地元政府が自動車の電動化に注力している地域、再生可能エネルギーの発電設備が豊富にある地域などが選ばれた。

公共バスやタクシー、郵便・宅配用車両、大型トラックなどを対象に電動化を進める。電気自動車(EV)など「新エネルギー車(NEV)」60万台以上の導入を目指す。充電スタンドは70万台以上、電池交換拠点は7,800カ所にする。

工情省は今年2月に試験措置を発表し、25年までに先行地域の公共車両の電動化率を80%にする目標を掲げた。

© 株式会社NNA