【ミャンマー】タイとの国境貿易額、7カ月累計は4%減[経済]

ミャンマーとタイの国境を通じた貿易額は、2023年度(23年4月~24年3月)の11月3日までの7カ月間で前年同期比4.0%減の30億3,471万米ドル(約4,604億円)だった。貿易収支は11億6,392万米ドルの出超だった。

ミャンマー軍事政権の統制下にある商業省の統計によると、ミャンマーの輸出額は3.1%減の20億9,932万米ドル、輸入額が5.9%減の9億3,539万米ドルと、輸出入とも前年同期を下回った。

6カ所の経由地別では、南部タニンダーリ地域ティーキーの貿易額が最大。23.0%増の18億8,986万米ドルとなり、全体の62%を占めた。ティーキーは輸出額も12.4%増の17億1,918万米ドルと最大だった。輸入額は26.5倍の1億7,069万米ドルとなり、前年同期の5位から2位に急伸した。

輸入額が最大だったのは東部カイン(カレン)州ミャワディで25.8%減の6億3,537万米ドルだった。輸出額が48.4%減の2億4,694万米ドルで前年同期からほぼ半減したものの、6カ所の経由地のうち2位だった。

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