【マレーシア】洪水時の電気使用、テナガが安全指針発表[社会]

マレーシアの国営電力テナガ・ナショナル(TNB)は、利用者の安全を確保するため、洪水発生時とその後の対応に関するガイドライン(指針)を発表した。感電の危険性に対して、特に注意を促している。

洪水発生時の安全対策としては、◇感電を避けるため電気製品のスイッチがオフになっていることを確認し、使用を控える◇全ての電気製品のプラグをコンセントから外す◇水位が上昇した場合は直ちにテナガに連絡し、電気の供給停止を依頼する◇浸水した電気製品、水没した電柱などの電力設備には近づかない◇太陽光発電設備がある場合はシステムのスイッチをオフにする◇避難前に住宅の主電源を切る——ことなどを求めた。

洪水発生後に関しては、◇電気製品や配線の点検時にスイッチがオフになっていることを確認する◇電気製品の使用を再開する前に、政府エネルギー委員会(EC)に登録されている電気工事業者に検査、試運転を依頼する◇電線に近接する樹木には、電気が流れている可能性があるため近づかない◇電線の近くで鉄製やアルミ製のはしごを使用しない◇倒壊した電柱や断線している電線に近づかない◇電気設備の使用再開に不安や問題がある場合はテナガに連絡する——ことをガイドラインに盛り込んだ。

© 株式会社NNA