栃木で「歌麿花火 雪月花」 巴波川沿い彩る 300人一斉点火

巴波川沿いを彩る花火

 【栃木】巴波(うずま)川の巴波川橋周辺で11日夜、手持ち花火と仕掛け花火で川を彩る「歌麿花火 雪月花」が初めて開催された。

 市中心部で同日始まった「第12回歌麿まつり」の関連イベント。市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)について、子どもたちの世代から親しんでもらおうと企画した。

 午後6時半ごろ、巴波川橋南側の両岸に約300人が並び、手持ち花火に一斉に点火。川面に花火の光が反射し、一帯を幻想的に彩った。

 瀬戸河原公園に架かる橋には仕掛け花火を設置。「うたまろ雪月花」の文字が浮かぶ花火や滝のように火花が流れる「ナイアガラ」なども披露された。

 家族で訪れた栃木中央小3年片柳恵(かたやなぎめぐみ)さん(9)は「きれいだった。感動して涙が出た」と満足した様子だった。

© 株式会社下野新聞社