富山県高野連は14日、第96回選抜高校野球大会の21世紀枠の県推薦校に、富山北部を選んだと発表した。
富山北部は2020年秋の県大会で水橋と連合チームを組んで4強入りし、北信越大会にも出場した。その冬には21世紀枠の北信越地区の推薦校に選出されたが、甲子園出場を逃した。21年春、22年夏の2度、新型コロナウイルスの影響で県大会出場を辞退する悲運に見舞われるも、悔しさをばねに今年度の県大会では春8強、夏準優勝、秋準優勝と好成績を残した。
保育園でのティーボール教室の開催や小学生野球大会への協力など競技の普及のために地域で活動している点も評価した。県高野連は「統合によって閉校した水橋の思いも背負っており、両校のOBが協力してバックアップする姿もある。富山北部の活躍は再編統合（の学校）や連合チームに希望を与える」とした。
20日に同校で推薦表彰が行われる。
