富山地鉄と車衝突 舟橋の踏切、運転の20代男性搬送

乗用車と衝突した列車=14日午後10時半、舟橋村国重

 14日午後7時50分ごろ、舟橋村国重の富山地方鉄道の利田踏切で、列車と乗用車が衝突した。車を運転していた20代男性が富山市の富山県立中央病院に搬送された。搬送時に意識はあった。列車内の乗員1人と乗客2人にけがはなかった。

 上市署と富山地鉄によると、現場は越中三郷―越中舟橋駅間の踏切。衝突したのは岩峅寺発電鉄富山行きの普通列車(2両編成)で、踏切内の車にぶつかり、約140メートル先で止まった。

  ●運転見合わせ

 事故対応のため稲荷町―寺田駅間で運転を見合わせた。午後10時時点で再開していない。バスによる代替輸送を行っている。事故の影響で、全線に大幅なダイヤの乱れが生じた。上市署などが事故の原因を調べている。

 富山地鉄では10月22日にも富山市水橋常願寺の踏切で、列車と軽自動車が衝突する事故が起き、車に乗っていた60~80代の女性3人が重軽傷を負った。

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