ウィリアム皇太子、中国でアースショット賞授賞式を開催したい!? 英中関係緊張の中、環境政策の変化目指す

英国のウィリアム皇太子(41)が、毎年恒例のアースショット賞授賞式を中国で開催するよう動いているという。英国と中国の関係が緊張している中、このウィリアム皇太子のアプローチは、政権のチベットに対する扱いや人権記録に対する見解から、一度も訪中したことがない父親のチャールズ国王のそれとは対照的となっている。環境に問題を抱えるとされる中国で同環境賞を開催し、北京との関係を深め、環境政策の変化を加速させるつもりのようだ。

英国の王位法定推定相続人であるウィリアム皇太子は、「地球の未来のために、地球の大きな部分を占める国を除外することはできない」と考えており、先週、中国での開催計画について話し合ったと言われている。

ある王室関係者はサンデー・タイムズ紙に語っている。 「ウィリアム皇太子は、気候や環境に関してはアジアが重要だと考えています。 地球の未来のために、地球で大きな部分を占める国を除外することはできないという考えを持っています。自身が望む変化と影響を加速させるためには、世界最大の経済大国であり、二酸化炭素の最大の排出国である中国とインドに働きかける必要があると考えているのです」

「これは皇太子が政府の政策についてコメントするものではありません。これは、環境、そして真のグローバルな変化を生み出す能力に向けての彼のアプローチなのです。どこにインパクトを与え、ここだけでなく世界中に変化をもたらすことができるのか。それが皇太子の長期的な視点なのです」

一方、皇太子のスポークスマンはこう語っている。「皇太子はスケールと野心についてよく考えています。アースショットを真にグローバルなものにしたいと考えているのです」

ウィリアム皇太子は両国関係がそれほど悪くなかった2015年に中国を訪問し、習近平国家主席と会談している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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