APEC閣僚会議が開幕 米国、中国、ロシアの動向に注目

サンフランシスコ市内に掲げられたAPECのバナー=8日(ロイター=共同)

 【サンフランシスコ共同】日本や米国など21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚会議が米サンフランシスコで14日午後(日本時間15日午前)始まった。2日間の日程で、ロシアのウクライナ侵攻や気候変動対策、多角的貿易体制の強化など諸問題を議論。大国の米中ロの動向が注目される。15日に閉幕する。

 中ロが加わるAPECは意見対立が避けられず、共同声明をまとめられるかどうかは不透明だ。15日には米中首脳会談が開かれる予定で、APECを舞台とした米中の駆け引きに関心が集まる。

 閣僚会議での議論を土台に、15日~17日にAPEC首脳会議が開かれ、岸田首相が出席する

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