全九州高校男子秋季ソフト 大村工が6連覇 佐世保西は3位

6連覇を飾った大村工

ソフトボールの第18回全九州高校男子秋季大会は11、12日、宮崎市のひなた宮崎県総合運動公園運動広場で行われ、大村工が決勝で玉名工(熊本)を12-2の4回コールドで圧倒して、6年連続13度目の優勝を果たした。
 大村工は1回戦で日向(宮崎)を3-0、準々決勝は熊本工を4-1で下して4強入り。準決勝は鹿児島工を9-2の6回コールドで退けた。決勝は初回に3点を先行すると、二回に6点、四回に3点を追加。守っては北川、小西の継投で反撃を2点に抑えた。
 佐世保西は初戦で読谷(沖縄)に10-4で快勝。準々決勝は九州産(福岡)に5-4で競り勝って4強入りしたが、準決勝は玉名工に3-6で敗れた。

準決、決勝はコールド
大村工は準決勝、決勝ともにコールド勝ち。圧倒的な力でV6を達成した。今大会はこれまで出番が少なかった野手の太田らも活躍し、初戦では今季初先発の細田が1安打完封。山口監督は「チーム内で高め合うことができた」と戦力の底上げを収穫に挙げた。
 全国選抜県予選から1週間後の開催で、コンディションは万全とは言えない中で順当に勝ち上がった。初戦は細田、準々決勝、準決勝は池田が投げ抜いた。玉名工(熊本)との決勝は打線がつながり、先発全員安打の猛攻。守っては北川が先発し、10点差をつけて迎えた四回裏は小西がしっかりと抑えた。
 これから冬を越え、3連覇が懸かる春の全国選抜に向けてさらに強化を図る。山口監督は「体づくり、技術がまだまだ足りていない」と気を引き締め直していた。

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