アニメ『薬屋のひとりごと』 猫猫の“名セリフ”&再びの恫喝(どうかつ)シーンにファン歓喜「恫喝スキルが高すぎる」

アニメ『薬屋のひとりごと』の第6話『園遊会』が11月11日に放送された。猫猫(マオマオ)が作品を象徴するような名セリフを言い放ち、再びの恫喝(どうかつ)シーンにファンが歓喜した。華やかな大イベント“園遊会”。食事の時間となり、出される料理を次々と口へ運ぶ毒味役の猫猫だったが、毒味を終えた料理を前になぜか表情を強張らせる里樹妃(リーシュヒ)の姿に、猫猫は不審を抱く。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

■園遊会で毒殺未遂事件が発生…その真相とは?

ついに始まった華やかな大イベント“園遊会”。帝と4人の上級妃、皇族や高官たちが一堂に会し、次々と披露される出し物でにぎわう会場。一方、その裏では、それぞれの妃の侍女たちがケンカや言い争いをしていた。

特に仲が悪いのが上級妃のなかで一番若い徳妃・里樹妃の侍女と、一番年上の淑妃・阿多妃(アードゥオヒ)の侍女たち。実は、里樹妃はわずか齢(よわい)9つの頃に、崩御した先帝の妃となっていて、その頃阿多妃は現在の皇帝の妃だった。つまり幼い姑と嫁の関係だったのだ。猫猫は派手な桃色の衣を着た里樹妃を見て、「本来、徳妃には白の衣が妥当だが、あの濃い桃色……。あきらかに貴妃である玉葉さまと被ってる。空気の読めない子なのかな」とつぶやく。

そして、一番の大仕事である玉葉妃に出される料理の毒味の時間が始まった。猫猫の前に出されたのは“クラゲのなます”。「この“なます”、帝の好物だよな。いつもなら青魚が使われてるけど。さては配膳を間違えたな」と、“なます”を口に入れる猫猫。ふと、里樹妃の方を見ると、青魚の入った“なます”を震える手で食べていた。その後ろでは、里樹妃の毒味役がニヤリと悪意に満ちた笑みを浮かべている。

次に出されたのはスープ。猫猫はスープを口に含み、味わうと「これ、毒です」と告げた。毒を看破する、作品を象徴するようなセリフ。誰かが妃の食事に毒を盛ったと、食事会は騒然となる。

◆『アレルギー』を甘く見る毒味役を猫猫が一喝

その後、上級宦官の壬氏(ジンシ)に呼び出された猫猫。「誰が玉葉妃に毒を盛ったのか」と問われた猫猫は里樹妃とその毒味役を呼び出すよう告げた。

急に呼び出され、ムッとした表情で現れた里樹妃。猫猫は里樹妃の着物の袖を突然捲り上げる。そこには、ピンク色の蕁麻疹(じんましん)が現れていた。

実は里樹妃はアレルギーで魚が食べられないのだ。なので、里樹妃のメニューには元々魚の入っていない“なます”が出されていたはず。つまり、毒味役が里樹妃と玉葉妃の食事を入れ換え、嫌がらせで幼くてわがままな里樹妃に食べられない魚を食べさせていたということになる。

猫猫は一緒に呼び出した毒味役に詰め寄ると、「これは好き嫌い以前の問題です。今回は蕁麻疹で済みましたが、ときに呼吸困難を引き起こします。知っていて与えたのなら、毒を盛るのと同じことです。一つ間違えれば医官であろうと対処できないこと。命に関わる問題であること」「ゆめゆめ、忘れないようにしてください」とおびえる毒味役を強い口調で威圧したのだった。

SNS上では「お前のした事はお見通しなんだよと言うすごみが溢れている」「主人公の恫喝スキルが高過ぎ!」「アレルギーの恐ろしさ諭す脅しが、薬屋としての矜恃(きょうじ)を感じる」と再びの猫猫の恫喝シーンにファンから歓喜の声が上がった。また、「里樹妃が可愛いけれど、その年齢で数奇な人生過ぎる」「里樹妃の食事シーンは心が痛む」と、幼いながら後宮の人間関係に振り回される里樹妃に対する同情の声も上がっている。

猫猫によって里樹妃に魚を食べさせた犯人は判明したが、ここでさらに一つの謎が残った。それは、誰がスープに毒を盛ったのか。毒を口にしたのは玉葉妃付きの猫猫だったが、毒味役によって配膳が入れ替わったので、狙われたのは里樹妃ということになる。園遊会の最中に発生した毒殺未遂事件。壬氏は「一体、誰が…」と悩みにふけるのであった。

今回も多くの謎を残した第6話。これを見た視聴者は「2重の謎で伏線を残し話の運び方が絶妙」「アレルギーのこと触れていたけど、毒に関しては…?」「次は謎の解明にこちらが痺れるはず」など、次回以降の展開に興味津々のようだ。

『薬屋のひとりごと』
次回は、11月18日(土)よる24時55分、日本テレビ系にて放送予定。

画像提供:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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