クレカ情報不正入手疑い、男逮捕 正規サイト利用者の情報抜き取る

京都府警本部

 インターネットの販売サイトに不正なプログラムを仕掛けて、アクセスした利用者のクレジットカード情報を不正入手したとして、京都府警が、不正指令電磁的記録供用と割賦販売法違反の疑いで男を逮捕したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると「ウェブスキミング」と呼ばれる手法で、立件は全国初とみられる。

 ウェブスキミングは、偽サイトに利用者を誘導する「フィッシング」と異なり、正規サイトの利用者から情報を抜き取るのが特徴。利用者は不正を見抜くことが難しいとされる。

 男は昨年、音楽関連の販売サイトに不正プログラムを仕掛け、クレカ情報を不正に入手した疑いが持たれている。

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