大谷翔平ら全7選手が予想通りにクオリファイング・オファーを拒否

日本時間11月15日、MLBではクオリファイング・オファー(年俸2032万5000ドル)を提示された選手の返答期限を迎え、元所属球団から同オファーを提示された7選手の全員が予想通りに同オファーを拒否した。よって、これらの7選手が他球団と契約した場合、元所属球団にはドラフト指名権の補償、新規獲得球団にはドラフト指名権などのペナルティが発生することになる。クオリファイング・オファーの制度が導入された2012年以降、同オファーを受諾して残留したのは131人中13人だけである。

今オフ、クオリファイング・オファーを提示されたのは以下の7選手である(カッコ内は元所属球団)。

大谷翔平(エンゼルス)
マット・チャップマン(ブルージェイズ)
コディ・ベリンジャー(カブス)
ブレイク・スネル(パドレス)
ジョシュ・ヘイダー(パドレス)
アーロン・ノラ(フィリーズ)
ソニー・グレイ(ツインズ)

よって、エンゼルス、ブルージェイズ、カブス、パドレス、フィリーズ、ツインズの6球団は、これらの選手が他球団と契約した場合、来年のドラフトにおける補償指名権を獲得できる。

各球団が獲得できる補償指名権の詳細は以下の通り。

エンゼルス
4巡目終了後の指名権を獲得(ぜいたく税ライン超過のため)。

ブルージェイズ
4巡目終了後の指名権を獲得(ぜいたく税ライン超過のため)。

カブス
2巡目と3巡目のあいだに行われる「戦力均衡ラウンドB」終了後の指名権を獲得。

パドレス
4巡目終了後の指名権を獲得(ぜいたく税ライン超過のため)。

フィリーズ
4巡目終了後の指名権を獲得(ぜいたく税ライン超過のため)。

ツインズ
グレイが総額5000万ドル以上で他球団と契約した場合、1巡目と2巡目のあいだに行われる「戦力均衡ラウンドA」終了後の指名権を獲得。総額5000万ドル未満の場合、2巡目と3巡目のあいだに行われる「戦力均衡ラウンドB」終了後の指名権を獲得。

※どの球団がぜいたく税ラインを超過しているかは現時点では正式に発表されておらず、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が暫定的に分類。

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