愛猫が飼い主さんと「添い寝したい」と思った時の行動4選 一緒に寝る時の注意点もご紹介

1.飼い主さんの就寝準備に反応する

猫が「飼い主さんと添い寝をしたい」と思っているときは、就寝準備をする飼い主さんに対して反応します。

たとえば、寝る前の着替えや歯磨き、BGMやルームライトの照明調節などが該当します。また、寝具がベッドでない場合は、敷布団を用意しはじめた時点で、見つめてきたり、ついてきたり、寝具にのったり、何かしらのアクションを起こすはずです。

人によって就寝前のルーティーンはさまざまですが、毎日一緒に眠っている猫はそれをよく覚えています。

ちなみに同じ家族でも、猫が一緒に寝たいと思っていない相手に対しては、無反応です。悲しいことですが、声をかけて誘っても逃げてしまうこともあります。

2.寝室のドアや足元で待機する

飼い主さんが就寝準備をする前に、猫の方から「一緒に寝たい」気持ちを表わすこともあります。

その一つが待ち伏せです。寝室の前で座っていたり、寝室のドアに爪をたててカリカリと音を出したり、中には「ニャー」と声を出す猫もいます。これらは添い寝したいという猫の気持ちのあらわれです。

また、まだ寝室に向かわない飼い主さんに「待っているよ」とアピールをすることもあります。たとえば、就寝準備を済ませた飼い主さんが、なかなか動かないとき。足元で待機していたら、寝室へのお誘いかもしれませんね。

3.目を細める、体に乗ってゴロゴロのどを鳴らす

猫は眠いときに目を細めることがあります。一説によると、猫と目があったときに、猫が目を細めてきたら「大好きのサイン」。しかし、その解釈の一方、すぐにでも寝たいと思っているときにも、猫は目を細めること覚えておきましょう。

目を細めるほかにも、あくび、甘えてくる、毛繕いをしはじめるなども、猫が眠いときに行う仕草です。

また意外なところでは、「ゴロゴロと喉を鳴らす」行動も「添い寝したい」と思った時の行動といえます。

一般的に、猫が喉を鳴らすときは猫が喜んでいるときと言われています。しかし、リラックスモードのときもゴロゴロと喉を鳴らすので、場合によっては、一緒に眠りたいサインであると解釈できます。

4.布団で先回りし待機している

寝ようとしたら、ベッドや布団の上ですでに愛猫が寝ていた経験はありませんか。これも、猫が添い寝したい気持ちのあらわれです。普段から寝室のドアをしめていない場合、猫は飼い主さんよりも先に部屋に入り込むパターンがあるからです。

ただし中には、ただ静かな環境で眠りたかっただけという場合もあります。もしも、飼い主さんが寝具に入った瞬間、布団から降りたり、部屋から出て行ってしまったりするようなら、猫のお気に入りの対象は、飼い主さんではないかも。猫は、布団や静けさが気に入っていただけと考えられます。

一緒に寝るときの注意点

猫と一緒に眠るということは、シーツや毛布などを経由して、感染症になってしまう可能性があることを覚えておきましょう。

ペットから人へ感染するものとして知られるのは、「人獣共通感染症」。中でも猫から感染するものは、「Q熱」や「猫ひっかき病」などがあげられます。また、飼い主さんの免疫力が低下していると、発症リスクも高くなるので、疲れがたまっているときは特に要注意です。さらに、ノミやダニ、猫の抜け毛などから鼻炎になることもあります。

猫と一緒に寝る習慣のある人は、常にシーツや枕カバーを洗い替えしたり、布団を天日干ししたりして、衛生を心がけましょう。

また猫にとってもリスクはあります。寝返りをうった飼い主さんにおしつぶされて、骨折や窒息死する懸念もあることを、頭にいれておきましょう。

まとめ

猫は、自分が一緒に寝たいときや、飼い主さんの就寝時間を察したとき、寝室に移動したり、飼い主さんについて回ったり、甘えるなど、アピールすることがあります。

猫が飼い主さんと添い寝をしたがる理由は、飼い主さんへの信頼や好意のあらわれですし、飼い主さんにとっても癒しの時間。だからこそ、衛生管理にはじゅうぶん気をつけて、猫と幸せな就寝ライフを送りたいものですね。

© 株式会社ピーネストジャパン