森保監督の思い出の地 選手やスタッフ、サポーターからも愛された「ビッグアーチ」を振り返ろう!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。「エディオンスタジアムとピースウイング広島」についてお伝えしていきます。

新サッカースタジアムの工事の進捗状況は?

2024年2月に開業予定の新サッカースタジアム『エディオンピースウイング広島』。現在の工事の進捗率は95%で、11月中旬から、いよいよピッチに芝を張り始めるとのことです。

たくさんの人に愛された「ビッグアーチ」

サンフレッチェのホームスタジアムとして長年使われ、広島サッカーの歴史とともに歩んできたエディオンスタジアム広島について振り返ります。エディオンスタジアム広島での試合は、残すところ11月25日のガンバ大阪戦、1試合となりました。10月のセレッソ大阪戦では、相手チームのサポーターから、『はじまりの地ビッグアーチたくさんの思い出ありがとう』と書かれた横断幕が掲げられました。チームの垣根を越えて、たくさんのサポーターに愛されてきたスタジアムということが伝わります。

エディオンスタジアム広島の正式名称は「広島広域公園陸上競技場」です。通称「ビッグアーチ」という名前で親しまれてきました。ビッグアーチは1992年に完成、Jリーグが発足した1993年からサンフレッチェの本拠地となり、およそ30年にわたり、たくさんの戦いの歴史を刻んできました。2013年に家電量販の「エディオン」が命名権を取得し、「エディオンスタジアム広島」として親しまれてきました。

たくさんの歴史の中の、大きな1ページとなったのが、2012年サンフレッチェのJ1リーグの初優勝です。これまでサンフレッチェ広島は、3度、リーグ優勝しており、そのうち2回は、このエディオンスタジアムで達成しました。たくさんのサポーターとともに喜びを分かち合うだけではなく、J2降格が決まった試合もあるなど、悔しさも、本当にたくさんの歴史が生まれてきました。

多くのサポーターが観戦してきたエディオンスタジアム、Jリーグ公式戦での最大席数は、およそ4万350席です。一方、ピースウイング広島はおよそ2万8500席です。エディオンスタジアムが改めて、大きな器だったことがわかります。新しくサンフレッチェ広島のホームスタジアムとなるエディオンピースウイング広島では、どんな歴史が刻まれていくのか楽しみです。

『ありがとうエディオンスタジアム』日本代表監督 森保一さん

『ありがとうエディオンスタジアム企画』として、サッカー界からも感謝の思いを受け取っています。第1回は、日本代表監督、森保一さん。サンフレッチェ広島のクラブ創設時からプレーし、2004年に現役を引退しました。引退後は、チームのコーチを経たのち、監督として、初のJ1優勝を含む、3度のリーグ優勝に導きました。そんな森保さんに、エディオンスタジアムでの思い出を聞きました。

Q.エディオンスタジアムの思い出は?

■日本代表監督 森保一さん

「エディオンスタジアムで試合ができる喜びと、キャパの大きいエディオンスタジアムで試合ができることと、そこにサポーターのみなさんが多く集まってきてくれることに、すごく喜びと興奮を感じていたのを覚えています。監督初陣の2012年の浦和レッズ戦かなと思います。優勝も同等の思い出ではあるんですけど、これまでの選手時代と、コーチ時代と、監督になってからの空気感がちょっと変わったみたいな印象がすごく強かったので、2012年のJリーグの開幕戦が、1番かなと思います。」

Q.J1初優勝の瞬間は?

■日本代表監督 森保一さん

「選手も頑張ってくれて、最後までハードワークしてくれて、試合をものにしてくれたという事と、色んな危機感がある中で、ピッチ上の選手、スタッフとサポーターと、我々を支えてくれる方々が一体となって、試合を戦ったっていう印象と、そのシーズンを広島全体で戦おうという空気感を作ってもらえたなっていう、すごく印象が残っていますね。」

■日本代表監督 森保一さん

「ありがとう!エディオンスタジアム!」

【テレビ派 2023年11月10日放送】

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