ジダン氏が語る「背番号5」着用の理由 “大きな番号を嫌う”あの人物の発案だった

写真:背番号5を付けた理由を明かしたジダン氏©Getty Images

元フランス代表MFのジネディーヌ・ジダン氏が、2001年に移籍したレアル・マドリードで背番号5を付けた理由を明かした。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

現役時代のジダン氏は創造性に満ちたMFで、フランス代表では10番をつけていた。背番号5は彼のようなタイプのMFが付けるナンバーとしてはオーソドックスなものではなかったが、ジダン氏は彼がこの番号をつけるというアイデアが、当時もレアル・マドリードの会長を務めていたフロレンティーノ・ペレス氏の発案だったことを明かしている。

「私のような攻撃的MFの選手が背番号5をつけるのは奇妙なことだった。だが、ペレス会長は25や30、35のような大きな背番号をつけることを好まなかった。GKの背番号は1番で、そこから11番までの選手がピッチに並ぶ。それが彼の好みだった」

「私の前はサンチス(元スペイン代表DFマノーロ・サンチス)が5番をつけていて、DFとしてプレーしていた。そして彼が退団し、私が加入した時、会長は私に『1番から10番までの背番号をつけたくないか?』と持ち掛けてきたんだ」

「彼は私に25番や30番、35番をつけてほしくなかった。だから私は『イエス』と言って5番を選んだ。ペレス会長は『これら(25番、30番、35番)はフットボールではなく、アメリカンフットボールの背番号だ』と言ったから、最終的には5番になった。彼が『お願いだ』と言ったので、私は『初日だからイエスと言っておこう』と思ったんだ」

「最終的に、5番は僕にとって大きな番号になった。それは僕自身にとって、そしてレアル・マドリードにとっての歴史の一部になったからね。ユヴェントスでの21番については、あまり記憶がないんだ」

背番号5は今シーズンからイングランド代表MFジュード・ベリンガムが着用している。ベリンガムはMFながらここまで公式戦通算14試合で13ゴールという驚異的な活躍を披露し、背番号5の価値をさらに高めている。

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