文士劇、最多上演へ稽古に熱 盛岡劇場で12月2、3日

本番へ向け稽古に励む出演者

 地元作家やアナウンサーらが出演する盛岡文士劇は12月2、3の両日、盛岡市松尾町の盛岡劇場メインホールで上演される。今回で28回目となり、実行委によると、国内で最も上演回数を重ねた文士劇となる。出演者らは歴史を新たにする公演を前に、同劇場で稽古に励んでいる。

 現代物「空とぶ布団と花束と」は一関市出身の作家内海隆一郎さんの短編が原作。定年を迎えた主人公が別れた妻に感謝を伝えに向かう「花束」と、父娘3人の大切な思い出にまつわる「空とぶ布団」の2作を基に構成する。出演はIBC岩手放送アナウンサー大塚富夫さん、フリーアナウンサー高橋佳代子さんほか。

 12月2日午後5時半、3日同1時、5時半の3公演、全席指定4千円。問い合わせは盛岡劇場(019.622.2258)へ。

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